マチのつけ方♪ がまぐちバッグ
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マチのつけ方です~

横側のマチつけとか? 丸型の底つけとか・・・
何となく難しく思われる方も いらっしゃるかもしれませんが
シンプルな形や素材でハードな芯を貼ったりすると、ごまかしできませんが
タックなど入っていたら多少のガタつきも?そんなに目立ちません
タック入りのマチポケットは ごまかしアイテム


マチのつけ方ですが 基本的には中袋と同じです
布の厚みが増えたり芯が突っ張る分、縫いづらさはアップしますが

中袋 仕立て方


今回のマチつけの説明では、しつけをかける方法は紹介していません。
しつけをかけて作りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。



マチの下側、カーブ部分の ぬいしろに2本
最初と最後の糸を長めに残し 粗い目のミシンで縫います
裏側の糸を引っ張って 糸を縮めて丸みをつけます。
ミシン目が細かいと 縮めにくいです


上は中袋マチの写真で、布の厚みが薄いので1本縫いの状態ですが
表マチの場合 縫うのは2本です(ぬいしろ内に2ヶ所の意味)
マチの中央部分は平らになるように・・・
カーブの部分だけ 軽く丸みをつけて縮めておきます

マチと胴の上端を揃えて合わせると
裁断の状態などで 途中の合印がズレてしまう可能性があります
なので・・・途中の合印の位置を目安に合わせます。

布端を合わせて、1cmの ぬいしろで端から端まで 縫います。

大雑把なマチつけの説明ですが
詳しくは下の別作品で 再び説明します

片側のマチが縫えたら、一度 表に返します。
極端に歪んで見える部分はないか?
ポケットの布がヘンに折れ曲がって 縫いこまれていたり・・・
気になる部分がある時は、そこだけほどいて 縫い直し


問題なければ 反対側のマチをつけます。
底板芯やシールタイプの硬い芯を貼っていない場合は
ひっくり返す作業は そんなに大変じゃないです
途中で状態を確認して大丈夫だったら、マチを二度縫いします
二度縫いとは? 一度目に縫った縫い目の真上に重ねて縫うコトです。

上側5cm程度 縫いしろを割り、切り込みを入れます

カーブの部分の縫いしろを 5mm程度にカットします。

丸みの縫いしろにも 浅く切り込みを入れます。

上側の切り込み位置やカーブの ぬいしろカット位置は
マチの型紙に書いてあるので目安にされてください

表に返します。

マチ中央の切り込みを入れた部分は破れやすいので
無理に引き出すと ここが裂けてしまうので ゆっくりと・・・

シワを伸ばして形を整えます。

マチの部分は内側から縫い目を押し出すように 伸ばします。
【 大-2 】のバッグ マチつけ終了です


お次は【 小-3 】ラミネート素材のバッグです

表胴と底は 圧縮ウレタン 1.0mmのシール芯を貼っています
マチは0.4mmの スライサー芯です。


芯の貼り方で説明していますが
なぜ マチだけ 0.4mmの芯なのか


マチの芯に厚みがあると口金部分が 突っ張って ゴワゴワになるのと
マチをつける時のミシン縫いが、かなりやりづらいです

マチのつけ方は上のバッグと同じです。

糸を長めに残し、粗い目のミシンで縫いしろに2本縫います。
裏側の糸を引っ張って 糸を縮めて丸みをつけます。

マチの中央部分は平らになるように・・・
カーブの部分だけ 軽く丸みをつけておきます。

上端を揃えて合わせると、ズレてしまう可能性があるので・・・
途中の合印の位置を目安に合わせます。

1cmの縫いしろで縫います。

カーブの部分はマチを起こすような感じで、合印を合わせながら縫います。
途中で縮めた糸を調整しながら合わせます。

途中で何か合印が合わない!? と思ったら、そこで中断

無理に最後まで縫うと歪みが出るので、早めにほどいて縫い直し。

全部の糸をほどかずに途中までほどいて、重ねて縫えば大丈夫です
途中から縫う時は返し縫いはナシです。

片側のマチがついたら 一度、表に返します。
気になる部分がある時は そこだけほどいて縫い直し


またまた 中袋の写真ですが・・・
マチに対して胴側の合印が両側水平の高さになっていないと?
キレイに縫えたようでも完成した時には、マチが ねじれて見えたりします
なので・・・合印は極力、合わせて縫うように頑張ってください


問題なく縫えている場合は裏側に戻し、同じ縫い目の上を 二度縫い。
途中で修正する場合は返し縫いをすると不自然にガタついてしまうので
返し縫いはせず、最終的に二度縫いで続けて縫えばOKです

ラミネートや合皮、革など
マチ針が打てない素材はクリップが便利です。

両方のマチがつくと 張りや厚みのある芯を貼っている場合
ちょっと ひっくり返しづらくなります
芯が折れると シワになってしまい、取れにくい場合もあります。
なので? このままの状態で変な箇所がないかチェック。
でもやっぱり不安・・・って場合は表に返して確認して下さいね
大丈夫な場合は同じ縫い目の上を二度縫い

上側の反っている部分(型紙の切り込み位置)に切り込みを入れます
なぜ ここの部分が反っていて、切り込みを入れるのか
裁断も やりづらいのに~

何度も試作を繰り返し(やり直し
)
ここに反りを入れると? 口金つけるのが ラクになりました
特に ぬいつけタイプの口金は裏側が浅いので・・・

そんな理由で 切り込みを入れてから、上側部分のぬいしろを割ります。
ここの切り込みがないと?
つれた(引きつった)ようになるので切り込みは必須です


マチのカーブの縫いしろは、このまま ひっくり返すと?
ゴロンゴロンの カクカク状態になります

カーブの部分の縫いしろを 5mm程度にカットしますが
これも キレイに仕上げる為には必須作業です

※ 革や合皮素材の場合、縫い代は全体的に6~7mm程度で作りますが
布の場合は作業中にほつれてしまうので、縫った後でカットします。

カーブのカット位置は マチの型紙に書いてあるので目安にしてください
丸み部分の縫いしろにも浅く切り込みを入れます

表に返します。
底板芯が入っていないので、ひっくり返すのは まだラクです

マチの切り込み部分が裂けないように
注意しながら ゆっくりと・・・

シワを伸ばして形を整えます。
マチの縫い目を内側から 押し出すように伸ばします
【 小-3 】のバッグ マチつけ終了です


お次はコレ・・・

玉縁芯が入っているマチ【 大-1 】のバッグ

先に玉縁芯を 縫いつけておくだけで
マチのつけ方は 全く同じです

段差があるので片押さえか? 専用押さえを使います。

専用押さえの説明は 玉縁芯のつけ方で・・・


直線部分はいいのですが、マチのカーブ部分に玉縁芯があると
シールタイプの硬い芯 を貼っていると? ちょっと 縫いづらいです

片押さえでは縫いたい位置に近寄れない(左側に寄らない)

玉縁芯が太くなるほど近寄れなくなりますので
片押さえは仮止め程度で、専用押さえで しっかり縫います


接着キルト芯位なら さほど?影響ない感じですが・・・

カーブの縫いしろを5mm程度にカットする時
レースは切り落とさないように 残しておきます
端が短いと ほつれてきます。
切ってしまった場合はマチに しつこく縫い止めて下さい


表に返す時、底板が入っている場合は
底板の端を ぐいっと押し込み、内側から角を引き上げるように返します
底に革や合皮を使っている場合、爪で傷がつかないよう 要注意

玉縁芯が入っていると?縫う時はちょっと大変ですが
マチの形や縫い目が自然に保たれるので、表に返した後はラクです
【 大-1 】のバッグ マチつけ終了です



【 小-4 】のバッグ マチのつけ方は同じです。
マチのつけ方は これで終了です

次回は・・・ 口金をつける前の作業
すぐ説明 終わるけれど~


型紙販売は コチラにて










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マチのつけ方です~


横側のマチつけとか? 丸型の底つけとか・・・
何となく難しく思われる方も いらっしゃるかもしれませんが

シンプルな形や素材でハードな芯を貼ったりすると、ごまかしできませんが
タックなど入っていたら多少のガタつきも?そんなに目立ちません

タック入りのマチポケットは ごまかしアイテム




マチのつけ方ですが 基本的には中袋と同じです

布の厚みが増えたり芯が突っ張る分、縫いづらさはアップしますが


中袋 仕立て方


今回のマチつけの説明では、しつけをかける方法は紹介していません。
しつけをかけて作りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。



マチの下側、カーブ部分の ぬいしろに2本
最初と最後の糸を長めに残し 粗い目のミシンで縫います

裏側の糸を引っ張って 糸を縮めて丸みをつけます。
ミシン目が細かいと 縮めにくいです



上は中袋マチの写真で、布の厚みが薄いので1本縫いの状態ですが
表マチの場合 縫うのは2本です(ぬいしろ内に2ヶ所の意味)
マチの中央部分は平らになるように・・・
カーブの部分だけ 軽く丸みをつけて縮めておきます


マチと胴の上端を揃えて合わせると

裁断の状態などで 途中の合印がズレてしまう可能性があります

なので・・・途中の合印の位置を目安に合わせます。

布端を合わせて、1cmの ぬいしろで端から端まで 縫います。

大雑把なマチつけの説明ですが
詳しくは下の別作品で 再び説明します


片側のマチが縫えたら、一度 表に返します。
極端に歪んで見える部分はないか?
ポケットの布がヘンに折れ曲がって 縫いこまれていたり・・・

気になる部分がある時は、そこだけほどいて 縫い直し



問題なければ 反対側のマチをつけます。
底板芯やシールタイプの硬い芯を貼っていない場合は
ひっくり返す作業は そんなに大変じゃないです

途中で状態を確認して大丈夫だったら、マチを二度縫いします

二度縫いとは? 一度目に縫った縫い目の真上に重ねて縫うコトです。

上側5cm程度 縫いしろを割り、切り込みを入れます


カーブの部分の縫いしろを 5mm程度にカットします。

丸みの縫いしろにも 浅く切り込みを入れます。

上側の切り込み位置やカーブの ぬいしろカット位置は
マチの型紙に書いてあるので目安にされてください


表に返します。

マチ中央の切り込みを入れた部分は破れやすいので
無理に引き出すと ここが裂けてしまうので ゆっくりと・・・


シワを伸ばして形を整えます。

マチの部分は内側から縫い目を押し出すように 伸ばします。
【 大-2 】のバッグ マチつけ終了です



お次は【 小-3 】ラミネート素材のバッグです

表胴と底は 圧縮ウレタン 1.0mmのシール芯を貼っています

マチは0.4mmの スライサー芯です。


芯の貼り方で説明していますが
なぜ マチだけ 0.4mmの芯なのか



マチの芯に厚みがあると口金部分が 突っ張って ゴワゴワになるのと
マチをつける時のミシン縫いが、かなりやりづらいです


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マチのつけ方は上のバッグと同じです。

糸を長めに残し、粗い目のミシンで縫いしろに2本縫います。
裏側の糸を引っ張って 糸を縮めて丸みをつけます。

マチの中央部分は平らになるように・・・
カーブの部分だけ 軽く丸みをつけておきます。

上端を揃えて合わせると、ズレてしまう可能性があるので・・・

途中の合印の位置を目安に合わせます。

1cmの縫いしろで縫います。

カーブの部分はマチを起こすような感じで、合印を合わせながら縫います。
途中で縮めた糸を調整しながら合わせます。

途中で何か合印が合わない!? と思ったら、そこで中断


無理に最後まで縫うと歪みが出るので、早めにほどいて縫い直し。

全部の糸をほどかずに途中までほどいて、重ねて縫えば大丈夫です

途中から縫う時は返し縫いはナシです。

片側のマチがついたら 一度、表に返します。
気になる部分がある時は そこだけほどいて縫い直し



またまた 中袋の写真ですが・・・
マチに対して胴側の合印が両側水平の高さになっていないと?
キレイに縫えたようでも完成した時には、マチが ねじれて見えたりします

なので・・・合印は極力、合わせて縫うように頑張ってください



問題なく縫えている場合は裏側に戻し、同じ縫い目の上を 二度縫い。
途中で修正する場合は返し縫いをすると不自然にガタついてしまうので
返し縫いはせず、最終的に二度縫いで続けて縫えばOKです


ラミネートや合皮、革など
マチ針が打てない素材はクリップが便利です。
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両方のマチがつくと 張りや厚みのある芯を貼っている場合
ちょっと ひっくり返しづらくなります

芯が折れると シワになってしまい、取れにくい場合もあります。
なので? このままの状態で変な箇所がないかチェック。
でもやっぱり不安・・・って場合は表に返して確認して下さいね

大丈夫な場合は同じ縫い目の上を二度縫い


上側の反っている部分(型紙の切り込み位置)に切り込みを入れます

なぜ ここの部分が反っていて、切り込みを入れるのか

裁断も やりづらいのに~


何度も試作を繰り返し(やり直し

ここに反りを入れると? 口金つけるのが ラクになりました

特に ぬいつけタイプの口金は裏側が浅いので・・・


そんな理由で 切り込みを入れてから、上側部分のぬいしろを割ります。
ここの切り込みがないと?
つれた(引きつった)ようになるので切り込みは必須です



マチのカーブの縫いしろは、このまま ひっくり返すと?
ゴロンゴロンの カクカク状態になります


カーブの部分の縫いしろを 5mm程度にカットしますが
これも キレイに仕上げる為には必須作業です


※ 革や合皮素材の場合、縫い代は全体的に6~7mm程度で作りますが
布の場合は作業中にほつれてしまうので、縫った後でカットします。

カーブのカット位置は マチの型紙に書いてあるので目安にしてください

丸み部分の縫いしろにも浅く切り込みを入れます


表に返します。
底板芯が入っていないので、ひっくり返すのは まだラクです


マチの切り込み部分が裂けないように
注意しながら ゆっくりと・・・

シワを伸ばして形を整えます。
マチの縫い目を内側から 押し出すように伸ばします

【 小-3 】のバッグ マチつけ終了です



お次はコレ・・・

玉縁芯が入っているマチ【 大-1 】のバッグ


先に玉縁芯を 縫いつけておくだけで
マチのつけ方は 全く同じです


段差があるので片押さえか? 専用押さえを使います。

専用押さえの説明は 玉縁芯のつけ方で・・・


直線部分はいいのですが、マチのカーブ部分に玉縁芯があると
シールタイプの硬い芯 を貼っていると? ちょっと 縫いづらいです


片押さえでは縫いたい位置に近寄れない(左側に寄らない)


玉縁芯が太くなるほど近寄れなくなりますので
片押さえは仮止め程度で、専用押さえで しっかり縫います



接着キルト芯位なら さほど?影響ない感じですが・・・

カーブの縫いしろを5mm程度にカットする時
レースは切り落とさないように 残しておきます

端が短いと ほつれてきます。
切ってしまった場合はマチに しつこく縫い止めて下さい



表に返す時、底板が入っている場合は
底板の端を ぐいっと押し込み、内側から角を引き上げるように返します

底に革や合皮を使っている場合、爪で傷がつかないよう 要注意


玉縁芯が入っていると?縫う時はちょっと大変ですが
マチの形や縫い目が自然に保たれるので、表に返した後はラクです

【 大-1 】のバッグ マチつけ終了です




【 小-4 】のバッグ マチのつけ方は同じです。
マチのつけ方は これで終了です


次回は・・・ 口金をつける前の作業

すぐ説明 終わるけれど~



型紙販売は コチラにて








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