底板のつけ方♪ 丸底バッグ
ご覧いただき ありがとうございます

前回は8型に使った 芯についての仕様でしたが・・・
今回は 丸底バッグの 底に入れる芯 「 底板 」 について

底板も 他の芯と同様に?
必ず入れないと ダメってワケでも ないかと・・・
重いモノを入れても 型崩れは しにくいかも


もしかしたら? 「 底板芯 」 って 名前に
拒否反応を 示される方も いたりなんか・・・ するぅ~

硬い芯を使ったり・・・
金具を つけたりとかするので

難しそうなイメージが あるかもしれませんが・・・



ワタシ的には 丸底は・・・

底板をつけない方が 色々な箇所で 仕立てづらいと思います

その説明は 次回 「 丸底の縫い方 」 の時に


底板芯は 「 ベルポーレン 」 を 使用しています
大きめの手芸店だと 最近は取り扱いあるかと思います
厚みも数種類 ありますが 好みです

今回のバッグは この芯を直接 縫うワケではないので
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モチロン? 厚みが増えるほどに しっかりします
ハサミか カッターナイフで 切って使います

カッターナイフで切る時は ものすご~~~く 滑りやすいので
ヘンなトコ 切らないように ご注意下さいね

直線でも 一回で切ると 定規が滑りやすいので チカラを軽~く
浅~く 数回 同じトコを切って カットするような感じで

印つけは えんぴつか 目打ちで


革や合皮だと マチ針はシンドイので クリップで留めて 縫います

先に底鋲をつけて縫うと

両サイドの下側だけを 少し縫っておき 底をつけ
後から底板を取り付けて 最後にサイドの上側を 縫う方法もあります
が



「 片押さえ 」 さえあれば カンタンに 縫えます


たぶん? ほとんどの方が お持ちかと思うのですが・・・
ファスナーつけとか ナイと縫いづらいし

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なので・・・



一度位は チャレンジしてみて くださいませ


革を使う場合 厚みがある革は そのまま縫うのは シンドイので
ぬいしろ部分の革を 削って薄くする作業 「 革漉き 」
こういう 専用の機械があります

手作業での道具も 販売されては いるのですが・・・
まぁ メンドウだとは 思います

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「 コバ塗り 」 でさえ メンドウで パスしてるのに?
革漉きなんて やるはずがない ワタシ


なので 革漉きを しなくても 縫えそうな厚みの革を チョイス

最近は 「 家庭用ミシンでも縫えます 」 的な革もあります ( ホントか知らんけど )
ちなみに 上の写真の革・・・
うちの実家には ワケわからない 革の残りが ゴロゴロあります


そんな 「 家庭用ミシンでも縫えます 」 的な革は
やっぱり・・・ 薄いです ( そりゃそうだ )
なので? けっこう 伸びたり・・・
使っているうちに 底が伸びるって イヤやし


革の補強と 厚み増加の為に スライサー芯を 貼ります

いきなり全部 めくって? 貼る位置が ズレた時の ショック~

なので 革が動かないように 文鎮で固定し 半分づつ貼ります
この芯の厚みも 直接 縫わないので お好みで

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ローラーで しっかりと 圧着
![]() ローラー(レザークラフト用) |

なんちゃって革漉き状態


実際には 革漉きは していないのですが
そんな感じに なるかと・・・
底板 & 底鋲ナシで ある程度 しっかりさせたい場合
厚めのスライサー芯を 貼るといいかも


最初は 底板を 入れない予定だったのですが・・・
やはり 0.4mmの芯だけでは ちょっと モノ足りない感じで?
結局 底鋲 & 底板を つけました


別に・・・ 本革じゃなくても

底だし 見えないし ( 倒せば見えるけど )
汚れやすい布のバッグでも? 底は 合皮か革だと 汚れにくくなるかも
底鋲をつけると じかに 接地しませんし~


底板の芯が 入っていると?
芯が突っ張って 縫い目部分が キチンと伸びます

縫いしろも 勝手に倒れます ( なので ラク )
芯を入れないで 縫うと・・・?


お次も 本革
「 シワ加工 」 されている革で まぁ 伸びます

なので コレも同じ芯を 使っています
0.4mmの スライサー芯に 1mmの ベルポーレン
ベルポーレンは 厚みが増えると はさみのカットは シンドイです



革と 底板芯を 全部重ねて 一気に穴あけ・・・
は


なので 先に ベルポーレンに穴を開け
その位置に印をつけて 別に開けます・・・ が

微妙な位置のズレが あるかもなので
底板芯をつける方向を 間違えないように


金具の足の長さや 素材の厚みによって
間に別布を入れて 高さを調整します
高さが足りないと? 金具が くるくる回りますが・・・
間の布を入れすぎても? やっぱり くるくる回ります

底鋲の打ち方は コチラ



割りピンタイプの 底鋲とか あるんですね~
足の高さの調整に 振り回されなくていいかも

割りピン底鋲のつけ方



10年前は 底鋲 買うのも 大変だったけど・・・
今はネットで買えますし 便利な時代に なりましたなぁ・・・

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やっぱり 底板は メンドウ・・・
そこへい か? そこびょう? よくわからんし・・・

でも 底板は入れたい

そんな アナタには・・・




毎度 おなじみ? 取り外し式の底板
こっちの方が メンドウかもだけど・・・


基本的には 前回と同じですが 今回のは楕円形です
ちなみに 前回の作り方と 今回の・・・




取り外し式の底板を入れると? こんな感じです


この素材は 11号帆布なので
爪で縫いしろを 倒したり・・・ アイロンも できますが


革や合皮の場合は 底板を入れないと?
かなり 縫い目部分は 膨らんだ状態になるかと思います

縫い目に 「 玉縁芯 」 を入れると落ち着きます

玉縁芯のつけ方



そして コチラも 同じ素材・・・ カシメで留めます
11号帆布ですが 1mmの 底板芯を入れます
その間には 接着キルト芯



テキトーに 芯を切ったん

と 思われそうですが・・・ 縮んだんデス。 ホントに

接着キルト芯を 使用していますが 接着じゃなくても いいかも
![]() キルト用・片面アイロン接着芯、ハードタイプ芯です。 |

それぞれの芯に 穴を開けて カシメで留めます
カシメの打ち方は この説明の下の方に・・・



キルト芯をはさむと ふんわりした感じに なりますが
表の素材が薄いと? 底板芯のラインが モロに出ます

別に 気にしない~


底の縫い方は 次回です



コレも 縫い目が 芯で突っ張って 勝手に 折れてくれるので
爪で必死に折ったり アイロンかけたりしなくて 大丈夫です

革や合皮は 何となく 敷居が高い感じかもだけど
( 何で?)

布でも底板を入れると しっかりと安定します。
是非・・・チャレンジしてみて下さいね


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